税務行政DXの構想実現に向けた工程表が、国税庁から発表されている。
https://www.nta.go.jp/information/other/data/r03/zeimugyosei/pdf/0021012-075.pdf
これによると、
- 申告
- 申請、届出
- 納付
- 相談
- 内部事務
- 調査、徴収
の6分野に分けて、それぞれ工程が予定されている。
個人に関することも多いので、一般事業会社の税務に関することでいうと、6の「調査、徴収」がメインとなるであろう。
実地調査の前にデータの分析、活用を進めて、修正申告が必要な法人を絞り込み、調査を行い、リモート調査の実施を予定している。これらは、まっとうな申告をしている法人にとっては、余分な調査コストの負担が軽減するであろう。
また金融機関等へのオンライン照会を進めるとのことで、不正な申告が効率よく発見されるようになるであろう。これらも間接的にな、まっとうな申告をしている納税者の利益になるはずである。