ここでいう持株会社化というのは、
- 事業ごとに会社を分ける
- 事業会社の株式を持株会社が所有する
- 持株会社は各社から配当を得る
という企業グループを作るということを指します。
中小企業が持株会社化するメリットは大きく5つでしょう。
- 節税になる。
- 自社株の評価額を下げ、贈与税・相続税を節税できる。
- 交際費や退職金の枠を複数得られる。
- 事業に関与しない家族も、持株会社の役員として給与を得られる。
- グループ各社の人・物・金・情報を、グループ各社に最適配分しやすくなる。
- 事業やマーケット単位で分社化されているため、事業を再編する際はM&Aを活用しやすくなる。
- 事業会社ごとに社長ができ、PL面だけでなく、BS面も意識することで、より経営者意識を持った従業員を育成できる。
- 事業会社ごとにブランドを分けたり、従業員の待遇を変えたりしやすくなる。
節税だけに注目しがちですが、利益が出なければ節税もできないわけですし、稼いだ利益の35%までしか税金は取られないため、より利益が得られるための持株会社化を考えたいところです。