山本公認会計士事務所

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【質問】インフレに対して備えるのはどうしたらいいでしょうか?

世界経済のインフレ率は7.4%と見通されます。

世界の2022年インフレ率は7.4%、供給混乱は2023年も、IMF経済見通し(世界) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ

原因としては、ウクライナ危機を含めた化石燃料の供給圧迫により、エネルギー価格の高騰、労働市場の逼迫による賃金の上昇、コロナによる供給網の乱れによる需給バランスの崩れなどが指摘されます。

石油・ガス価格は2023年には供給が調整され下落すると見られ、サプライチェーンの障害も軽減される見込みですが、中国における都市封鎖や対ロシア制裁が供給上の混乱をもたらす可能性も指摘されるので油断できません。

インフレに対して備えるにはどうしたらいいでしょうか?

事業的にはサプライチェーンを複数に増やしたり、事業環境の変化に柔軟に対応できるようにしたりするのがいいでしょう。

また個人の財産を守る意味では、以下のような資産がインフレに強いと言われるので、意識するのがいいでしょう。

  • 株式:インフレ時には価格が上がる
  • 金地金:ロシアが戦費を調達する目的で売却すると値下がりが期待できる
  • 不動産:インフレ前に固定金利で購入
  • 外貨建資産:ドルやユーロ、海外ETF、車や美術品
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