Googleのような巨大企業と比較してもしょうがないですが、中小企業にも参考になるであろう箇所をピックアップしました。
文化
- 自分の商売道具を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけでなく、プロトタイプを作る人間がこれからの時代は重要。
- コミュニケーションやアイデアの交流を図るには、オフィスは狭く、個室などないほうがよい。
- チームを機能本位でまとまって、ともに働くことが重要。
- 職務に応じて分断されるべきではない。
- 仕事をするのに必要なリソースは、惜しみなく与える。
組織
- マネージャーは最低7人の直属の部下を持ち、組織はフラットに保つ。
- 独立採算はセクショナリズムを生む。組織は機能別にすべき。
- 組織再編は1日で済ませる
- チームはピザ2枚で足りる人数にとどめる。
- 一番影響力のある人を中心に会社を作る
- 誠実さに欠ける人はチームに入れない。
- ワークライフバランスとの両立を図るには、社員に責任と自由を与える。
- 物事を動き出させるには、なるべく頻繁に従業員の提案を肯定する。
- イベントで楽しむのではなく、ともに仕事をする楽しさを追求する。
- ドレスコードは廃止し、その日の状況、誰と仕事するかを考え、ふさわしい服装をするようにする。
- リーダーは自ら行動して平等主義の精神を示す。
- 意思決定をする際、常に倫理の羅針盤に照らして妥当性を判断する。
戦略
- 市場調査ではなく、技術的アイデアに賭ける。
- 組み合わせ型イノベーションの時代。
- 大きく成功するならスケールを最優先。
- ネットにより取引コストが下がったので、社内でやるよりも外注するほうがコストが下がることが増えた。組織は規模を縮小すべき。
- 成長の可能性がある専門分野を見つけ、特化する。
- 初期設定はオープンにし、スケールさせる。
- ライバルに追随しない。
人材
- 面接は30分以内、5回以内。
- 自分より優秀な人物を採用する。
- 仕事を成し遂げる人を採用する。
- 妥協して採用しない。
- 倫理観と素直な人物を採用する。
意思決定
- データに基づいて決定。
- 収益の8割を稼ぐ事業に、8割の時間をかける。
メールの心得
- すぐ返信。
- 長文は不要。
- 受信トレイは常にきれいに。
- メールは新しいものから対応(古いものは既に誰かが対応している可能性が)
- 有益な情報は必要な誰かに教える。
- BCCを使う時は全員に返信で不要なメンバーを外すときだけ。
- メールで叱らない。
その他
- 1対1の面談では話し合うべきことを、双方5つのリストを持ち寄り、照合して、同じ項目から解決する。
- 7割を稼ぐ事業、2割を成長事業、1割を新規事業に充てる。
- 2割の時間は好きなプロジェクトに充てる。